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内田樹さんの本をよく読む
2008年11月12日 水曜日
フランス現代思想研究者で評論家の内田樹さんの本を、最近よく買って読む。ほぼ毎日更新されるブログも、楽しみにしている。
内田さんが書いたものを読むと、自分が想像もしていなかったものの見方に気づかされる。
世の中の風潮に惑わされないように、自分にとって満足のいく人生を送れるようにと、自力で培ってきたつもりの考え方が、実は、特定の人々にとって都合がいいようにできている考え方で、自分を豊かさから遠ざける考え方だった、ということを、内田さんはしばしば気づかさせてくれる。
「他人に依存しなくても生きていける状態はそうでない状態よりも貴い」とか、「仕事を選ぶときは自分の適正とかやり甲斐を重視すべきだ」とかいう考え方も、内田さんのエッセイを読むまでは、ほぼ疑いなくその価値を信じていた。
今内田さんの文章は、中学校から大学までの入試問題に使われることがとても多いのだとか。
少年少女時代の受験勉強で読む文章がその人の考え方に与える影響は、自分の経験に照らしても、決して小さくないと思う。
内田さんの文章を真剣に読み込む受験時代を送ってきた子どもたちがエリートになっていく社会というのは、なかなか希望の持てる社会であるような気がする。
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