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格闘技トレーニングの主観的な効果は3か月目に最大になる
2008年12月26日 金曜日
石原明さんの『うちの社長は、なぜ「ああ」なのか』に、「振り回され型」の社長が社内でリーダーシップをとることができるようになるためには、武道や格闘技を習うことが効果的と書かれてあった。
これは、佐々木自身の体験から、ものすごく納得がいく。
佐々木は、大学に入ってすぐ体育会の合気道部に入った。
それまで武道や格闘技に縁がなく、スポーツも苦手だった佐々木が、合気道を始めてみて非常に驚いたことは、「自分の考えや精神状態というものが、いかに自分の肉体のあり方に影響されるか」ということだった。
武道を始めるまでは、「自分の考えは、自分が得た経験や情報に基づいて自分の頭で形成するもの」という意識が、どこかにあった。
実際には、「暴力に訴えられたら自分は反撃できない」という潜在意識が、自分の考えを強烈に規定していたのだが、そのことは、「暴力に訴えられてもある程度なら反撃できる」という自信を武道の修業によって得るまでは、まったく自覚できていなかった。
武道によって自分の肉体が変わることで、自分の考えどころか、世界の見え方までもがガラリと変わってしまったことは、佐々木にとって大変な衝撃だった。
石原さんの著書には、古株の役員たちをまったく統率できなかった二代目社長が、ボクシングを始めて3か月で見違えるほどのリーダーシップを発揮するようになるエピソードが書かれているのだが、この「3か月」という期間にも、リアリティがある。
佐々木自身、武道・武術歴はもう20年近くになるが、主観的な「自分が強くなった」感が最も強烈だったのは、修業を始めてから毎日数時間の稽古を重ねて、3か月目ぐらいの頃だった。
自分の実力が0から1になったときの主観的な衝撃は、100から101になったときの衝撃をはるかに上回る。
その上、頭の中で想定できる敵の実力も、修業3か月目ぐらいではまだ大したことがないので、あの頃は「もう誰がかかってきても大丈夫!」ぐらいの自信充実ぶりだったのを思い出す。
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