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抵抗とは違う形で
2009年02月23日 月曜日
昨日のエントリを書くために「クリスプな言葉」について考えている間、揚げ春巻やクロワッサンの食感が口の中によみがえりっぱなしだった。
揚げ春巻の皮やクロワッサンが口の中で砕かれていくときは、砕かれていく一片一片が、砕かれるその瞬間に自らはじけるような感覚がある。
砕かれること自体には抵抗しないが、砕かれるという一見受動的な状態の中で、はじけるという能動性を発揮する。
焼き八ツ橋や堅焼き煎餅の場合は、歯で砕かれること自体には抵抗し、この防衛局面では能動性を発揮する。
だが、砕かれるときはいわば全面的な敗北として砕かれていき、その瞬間に能動性を発揮することはない。
大福餅やようかんの場合は、歯で噛まれることにさえ、ほとんど抵抗しない。
まったく受動的と言っていい。
状況の中で受動的に身を処しながら、抵抗とは違う形で瞬間瞬間に能動性を発揮する、というあり方は、食べ物だけでなく、人間のあり方としても魅力的だと思う。
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