ビー・ドキュメント代表 佐々木 一郎の公開日記

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仕事自体への満足に鈍感になること

2009年02月27日 金曜日

ある50人ぐらいのサークルで、会計を担当している。

最近、そのサークルの次年度予算案をつくる過程で、サークルの上層部から、ある方針を押し付けられた。

その方針は、佐々木の個人的な信念に、著しく反するものだった。

その押し付けに対して佐々木は、ここ1年なかったほど強い怒りを覚えた。

自分が何に怒っているのか、わからないほどの怒りだった。

なんとか冷静になって分析してみると、自分が感じた怒りは、その方針自体に対する怒りと、会計担当者としての自分の判断が尊重されていないことに対する怒りの、二つから成るようだ。

どちらかと言えば、後者の怒りの方が強そうだ。

報酬をもらってやる仕事でこうした怒りを感じることは、ほとんどない。

仕事自体についてどれほど不満を感じたとしても、たいていは、報酬に対する満足で打ち消されてしまうからだ。

裏を返せば、報酬に満足するあまり、自分が仕事自体に感じている不満に対して、鈍感になっているとも言えるかもしれない。

こういう鈍感さが、自分が仕事を頼む側にまわったとき、悪い形で発揮されてしまうことは、十分にあり得ると思う。

つまり、「こちらが金を払っている」という意識によって、依頼相手が報酬以外の面に感じている不満に、気づけなくなるという形でだ。

あえてビジネス的な表現をするなら、そうした依頼相手の不満にこちらが鈍感であればあるほど、同じコストで依頼相手から引き出せる成果は、少なくなる。

そのことを実感させてもらったという意味では、今回のサークルでのことは、悪い経験ではなかった。

 

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