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言言不一致
2009年03月07日 土曜日
言ってることに矛盾がない人間は、言ってることとやってることが、必ず矛盾する。
これは、世界のすべては運動(=変化)しており、ヘーゲルが言うように「運動は存在する矛盾そのもの」だからだ。
客観的な事物が矛盾の複合体として存在する以上、事物を正しく反映した認識も、必然的に矛盾の複合体となる。
矛盾の複合体である認識を言葉で表現すれば、これまた当然に、言葉の内容も矛盾の複合体にならざるを得ない。
話に矛盾がないということは、その話が現実の半分しか反映していないということと、ほぼ等しい。
自分の話から矛盾を排除して平然としていられるということは、その人が現実に対してまともに責任を負っていないということとほぼ等しい、とさえ言える。
組織においても、責任ある立場にない者ほど、上層部の言葉の矛盾を嫌悪する。
矛盾の重要性を直観している上層部は「臨機応変」の重要性を強調するが、上層部が望むような形で「臨機応変」が実現されることはめったにない。
臨機応変な行動を組織的に実現するには、現実が持つ矛盾に対する理論的な認識を、組織内で共有する必要がある。
このような理論的な認識の共有は、文字言語なくしては不可能だ。
佐々木は業務マニュアルを書くとき「理論編」に相当する部分を重視するが、それにはこんな理由もあるのだ。
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