ビー・ドキュメント代表 佐々木 一郎の公開日記

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たかがサークルの会計

2009年03月09日 月曜日

佐々木が会計を担当しているのは、言ってしまえば、たかが会員数50人、年会費2万円弱の趣味のサークルに過ぎない。

そんなサークルの帳簿をわざわざ複式簿記で付け、毎年年度末が近づくと月別の収支貸借表を作成し、当年度の収支予測を出し、過去10期近くの収支推移をにらみながら次年度の予算案を作成することに、いったいどれほどの意味があるのか?

それだけの苦労をするだけのメリットが、ほんとにあるのか?

もっと大雑把に「絶対に足りなくならない」水準に会費を設定して、帳簿も預金通帳だけにしてしまって、余ったぶんはパーッと使う、みたいな会計でも、会員にとってのメリットはたいして変わらないのではないか?

複式簿記で帳簿を付けても、かえって会員にわかりにくくなるだけではないか?

そんな疑問を抱えながらも、佐々木が会計の地道な作業を続けるのは、岡本吏郎さんの『裏帳簿のススメ』の、次のようなフレーズが頭から離れないからだ。

《創造は単純作業の連続からしか生まれない。》
《不思議なことに、経理など地道な作業を怠る会社はいろいろな面で典型的な負の連鎖に入っていく。そのなかでも面白い負の連鎖に、会社の機械がよく壊れるという連鎖がある。
〔‥‥〕
さらに、こういった会社の特徴。
キャンペーンや忘年会などの大きな行事があるときほど、事件が起こる。ほんとうに不思議なのだが、ふだん、当たり前のことを当たり前にやっていない者たちに、「おまえらは、そんなことをする権利などないのだよ」と神様が言っているのではないかと思えるようなタイミングで事件が起きる。》
《〔‥‥〕儲かっていない会社はお金を大事にしていない。「数字」を大事にしないのだから、お金も大事にできないのだ。
毎日の売上代金は、毎日、売上代金専用の通帳に入れるのは当たり前だ。〔‥‥〕毎日の入金は自分で行かなくてはならない。それはどんなに忙しくてもしなくてはならないことだ。
しかし、たったこれだけのこともできない人がいる。金庫にはドンドンお金が貯まっていく。そして、それは支払日まで金庫に積まれ、支払日に入金することになる。しかし、貯まっているから伝票とのチェックもままならない。そうやって、まとまって入金されるお金の末路はひとつ。
消えるのだ。
忽然と消える。
横領の場合もある。
盗まれる場合もある。
ほんとうにどこにいったかわからない場合もある。
理由などどうでもよいだろう。目の前からお金が消える事実には変わりない。
こういうことを何回も見てきた。「そういうことが起きるから、ちゃんとやりなさい」と言う私のことばも聞かず、横領にあった人を何人も見てきた。お金は大事にされないと消えるのだ。》
《数字とお金はほんとうに不思議な存在だ。
「大事にすれば集まる」というのはわかるけれど、その大事にするという意味はとても深いような気がする。そして、それは理屈ではない。
その人が、数字やお金に向かうときの気持ちのすべてが結果となって出るとしか思えないのだ。》

 

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