ビー・ドキュメント代表 佐々木 一郎の公開日記

« 『売り込まなくても売れる! ― 説得いらずの高確率セールス』を読んだ  |  トップページ  | 鏡でチェック »

生活を根底から規定する自然力

2009年03月27日 金曜日

TQ―心の安らぎを発見する時間管理の探究』(ハイラム・W・スミス著、黄木信、ジェームス・スキナー訳)を読み返していたら、こんな詩が目にとまった。

《私はいつもあなたのそばにいる
一番頼りになる助け手でもあれば、あなたが背負う最大の重荷でもある
成功への後押しもすれば、足を引っ張って失敗にも導く
私はあなたの命令次第で動く
あなたのすることを私に任せてくれれば
私は素早く正確に片付けてしまう
私の扱いは簡単
しっかり指示すれば、それでいい
どのようにしてほしいのか明確に示してくれれば
少しの練習のあとで自動的にそのことをこなす
私はすべての偉人の下僕であり
そして残念ながら、すべての失敗者の下僕でもある
偉大な人が偉大になったのは私のおかげ
失敗した人がしくじったのも私のせい
私は機械ではないが、機械のように正確に
そして知性あふれる人間のように賢く働く
利益になるように私を使うこともできれば
破綻をきたすように使うこともできる
私にとってそれはどちらでもよい
私を利用して訓練し、しっかり指示してくれれば
世界をあなたの足もとに届けてあげよう
しかし、私を甘く見ればあなたを滅ぼすだろう
私は誰だろうか?
私は習慣である
(『習慣』作者不詳)》

原文はこちらのよう。

《I am your constant companion
I am your greatest helper or
your heaviest burden.

I will push you onward
or drag you down to failure.
I am completely at your command.

Half the things you do,
you might just as well turn over to me,
and I will be able to do them quickly
and correctly.

I am easily managed;
you must merely be firm with me.
Show me exactly
how you want something done,
and after a few lessons
I will do it automatically.

I am the servant of all great men
and, alas, of all failures as well,

Those who are great,
I have made great.
Those who are failures,
I have made failures.

I am not a machine,
though I work with all the precision
of a machine
plus the intelligence of a man.

You may run me for profit,
or run me for ruin;
it makes no difference to me.

Take me, train me,
be firm with me
and I will put the world at your feet.
Be easy with me,
and I will destroy you.

Who am I?

I am HABIT!

("HABIT" author unknown)》

自分は習慣の主人になっているだろうか。

習慣の奴隷になっていないだろうか。

ある面では主人になっているし、ある面では奴隷のままだ。

工夫と意志次第では、習慣の力にまだいくらでも働いてもらえる余地があることは、間違いない。

もっと自分が生産的で幸福になるために、習慣に対して創造的かつ意志的になりたい。

石原明さんが潜在意識を「潜在意識さん」と呼んでいるように(『「成功曲線」を描こう。』)、岡本吏郎さんが無意識を「無意識くん」と呼んでいるように(『成功はどこからやってくるのか?』)、習慣を「習慣くん(ハビットくん)」と呼んでもいいかもしれない。

ただ感覚としては、習慣の力には自然力のイメージがふさわしい。

TQ―心の安らぎを発見する時間管理の探究』の原題は、"The 10 Natural Laws of Successful Time and Life Management"(時間・生活・人生のマネジメントを成功させる10の自然法則)。

やはり自然法則なのだ。

とてつもなく大きな弾み車。

ちょっとやそっとでは動き出さない。

一定方向に力を与え続けていると、少しずつ回り出す。

いったん勢いがついたら、ちょっとやそっとでは止まらない。

だが放っておけばいつかは止まってしまう。

習慣とはそういうイメージだ。

 

« 『売り込まなくても売れる! ― 説得いらずの高確率セールス』を読んだ  |  トップページ  | 鏡でチェック »

 

2011 SASAKI Ichiro. No Right Reserved.