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漢文もいいもんだ
2009年04月10日 金曜日
今年の古典読破計画の第4弾として、本居宣長の『玉勝間』を読んでいる。
『玉勝間』は、本居宣長が64歳から72歳までに書いた随筆集。
言葉の正しい使い方やら、語源についての考察やら、古書からの抜き書きやら、儒教・仏教の悪口やら、地方の習俗やら、人の道やら、そのときどきの思い付きやら、とにかく雑多なテーマが、長さもまちまちに、延々と書きつらねてある。
こんな随筆のいったいどこが当時の人にウケたのか、一読したときは、さっぱりわからなかった。
だが何度か開いて読み拾ううちに、だんだんわかってきた。
この本、言ってみれば、当時の品格本なのだ。
態度や言葉づかいや生き方について、どうあるのが高雅で、どうあるのが低俗なのか? あるいは無粋なのか?
その判断基準を、物事の起源や由来や伝統を根拠に提供しているのが、この『玉勝間』なのだ。
「知らなきゃヤバいよ」的な動機で、この本は当時の人々に受け入れられたのだと思う。
で、この『玉勝間』、和文の中に漢文がポンポン挿入されていて、けっこう面食らう。
こんな風に。

最初は漢文のところはすっ飛ばして読んでいたのだが、思い切って漢文のところも文字を追ってみると、意外と内容が頭に入ってきた。
漢文ならではの「頭への入り方」というのがあって、これがなかなか心地よいものなのだと気づく。
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