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「困難の分割」は方法ではなく結果である
2009年06月26日 金曜日
「困難は分割せよ」(ルネ・デカルト)
「小さな仕事にわけてしまえば、とりたてて難しいものなどない」(ヘンリー・フォード)
「一時一事」
これらの格言を残した先人たちは、「小さな部分に分けてみたら、難しい問題を容易に解決できた」という体験を、確かにしたのだろう。
その体験から、困難を克服するための方法として、これらの格言を残したに違いない。
だが現に困難の渦中にある者が、これらの格言に学んで問題を小さな部分に分けようとしても、たいていは分けられないという現実がある。
「問題を小さな部分に分ける」ことが可能になるためには、問題の全体像と構造が把握されていなければならないからだ。
実はこれらの格言を残した先人たちも、問題を小さな部分に分けることなく、大きな全体として把握し解決する努力を重ねてきたからこそ、ある日突然、問題の全体像と構造が把握され、結果として問題を合理的に分割することが可能になり、問題を部分ごとに解決することができたのである。
彼らの主観としては「問題を分割したら解決できた」ということになるのだろうが、「問題の全体に取り組んだから、問題を分割できるようになり、解決できた」というのが現実なのだ。
だから仕事の指示をするときは、仕事の全体像と構造を提示することが欠かせない。
弊事務所が製作するマニュアルが、必ず業務の全体像の提示から始まるのには、こういう理由があるのだ。
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