川喜田二郎さん
2009年07月13日 月曜日
KJ法創始者の川喜田二郎さんが先週亡くなられたことを、先週末知った。
川喜田さんの仕事も、時代を越えて有効性を発揮していくことだろう。
KJ法とマインドマップの比較については、以前書いた。
付け加えるなら、マインドマップの方法論には「自分の能力」に対する信仰があるのに対し、KJ法の方法論には「自分の努力」に対する信仰があるように思う。
同じことかもしれないが、KJ法の方法論は、マインドマップの方法論に比べて、「現在の自分の見解」に対する謙虚さと、その限界を越える可能性への希望が、より濃厚であるように感じられる。
川喜田さんの次のような言葉には、学者としての熱い使命感が感じられ、読むたびに居住まいを正される。
《二次ノートの文章や画は完全なものでなければならない。すわなち、仮に自分が突然死んでも、自分の残した記録はけっして意味を間違えずに他人に活用できるという精神でやるべきである。》
(『発想法』「野外科学の方法と条件」)
《たとえそれを書きおえた瞬間に自分が死んでも、そこまで書きすすめてきた文章の内容が、叙述と解釈の区別の上で、他人にも誤解なく伝わるはずであるという態度で書くべきなのである。》
(同前「発想をうながすKJ法」)
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