体温
2009年07月26日 日曜日
昨夜何気なしにテレビをつけたら、「佐野元春のザ・ソングライターズ」という番組をやっていた。
ゲストはさだまさし。
大学教室の教壇で佐野と並んださだが、120人ぐらいの学生を前に、「音楽における言葉」に関する自分の考えを熱く語っていて、思わず見入ってしまった。
中でもさだが、学生からの質問に対する答えとして、「歌詞は人の体温が伝わることが大事」という意味のことを説いていたのが、強く印象に残った。
体温が伝わる。
佐々木が書く文章に、一番欠けていることかもしれない。
もちろん、「体温」レベルから離れたところで文章を書くこと自体は、意図してやっていることだ。
これも弁証法で言う「否定の否定」であって、感性レベルの事象は、理性レベルに止揚して認識・表現してこそ、感性レベルの事象としてより深く鮮明に伝達できる。
だが感性レベルで認識されていない事象は、理性レベルへも止揚しようがない。
人の体温を感じること。
文章で人の体温を伝えること。
佐々木のこれからの上達課題だと思う。
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